防カビ・湿気対策

用意するもの

結露防止シート or 結露防止スプレ

吸水テープ

結露ができる原因

結露してしまうのは空気が冷やされたからです。

空気中には水が水蒸気として含まれています。
空気中に存在できる水蒸気の量は気温が高くなれば増え、気温が低くなると減ります(飽和水蒸気量)。

室内の暖かい空気が冷えた壁や窓ガラスにぶつかると気温が下がります。
気温が下がり続けて特定の温度(露点)以下になったとき水蒸気は水になります。
この水がガラスに付着します。

例えば、
1m3あたり30gの空気を含んだ30℃の空気が20℃まで冷やされると、12.8gの水蒸気が水に変わります。

結露を放置すると悪影響有り

カビ

カビは

  • 湿度(80%)
  • 温度(20℃~30℃)
  • エサ(汚れ、ホコリ)
  • 酸素(空気)

の環境で発生します。

カビは高温多湿で発生しやすくなります。
結露している状況はカビにとっては最高の繁殖条件になっています。

カビの胞子は吸い込むと

  • ぜんそく
  • アトピー
  • アレルギー
  • 肺炎

等の悪影響をもたらす可能性があります。

ダニ

ダニは高温多湿の環境を好みます。

  • ダニに噛まれると痒い(数週間続く)
  • ダニの死骸、フンはぜんそく、アレルギーの原因

となります。

腐食・シミ・黒ずみ

結露した水分を壁紙が吸い込むと、壁紙の剥がれ、しみの原因になります。
さらに結露を放置すると壁の腐食、床の腐食に繋がります。

結露対策

結露を防ぐ方法は

  • 窓の外側と窓の内側の温度差を小さくする
  • 結露は諦めて壁紙に水が付着するのを防ぐ

です。

こまめな換気

窓が結露する原因は空気が冷やされて露点に達したときに水蒸気が水滴に変わります。
室内の水蒸気が少なければ空気が冷やされ水滴に変わるとしても少なくなります。

1m3あたり30gの空気を含んだ30℃の空気が20℃まで冷やされると、12.8gの水蒸気が水に変わります。
含んでいる水蒸気量が20gだった場合、水滴になるのは2.8gと結露は少なくなります。

こまめに換気をし、できるだけ室内の水蒸気を外に逃がしてください。

室温を高くしない

室温が下がると、空気中に存在できる水蒸気の量が減るので、空気が冷やされても結露しにくくなります。
室温を高くしすぎないように注意してください。

結露防止シート or 結露防止スプレー

結露防止シートの中に空気が入っているのでガラスの冷たさを直接暖かい空気に触れさせない事で結露の軽減に期待できます。
シートは窓の内側よりも外側に貼る方が結露防止効果は期待できます。

プチプチ、ダンボールは結露防止シートの代替品になりますが、効果は結露防止シートに及ばないと思います。

結露防止スプレーは窓にスプレーするだけで結露防止シートのような効果を発揮します。

食器用洗剤は結露防止スプレーの代替品として機能します。

界面活性剤という成分が含まれています。

界面活性剤には水をはじく性質があり、窓に界面活性剤の膜をつくることで結露を防止することができます。

吸水テープ

結露を放っておくと、窓ガラスをつたって下に溜まります。
溜まった水滴が木部や壁紙に垂れ、カビや腐食の原因になります。
吸水テープは発生した結露が垂れてしまう前に吸収してしまうことを目的としたテープです。
ガラスには水滴がつくのでカーテンにカビがついてしまう可能性があります。

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