引越し見積り料金の算出方法
引越し見積り料金は
- 運賃
- 実費
- オプション料金
の合計で決まります。
引越し見積り料金=「運賃」+「実費」+「オプション料金」です。
実際に請求される引越し料金
途中で引越しプラン変更や事故が無く、予定通りに引越しが完了した場合は引越し見積り料金と実際に請求される金額は同じになります。
引越しプランを変更し引越し業者の作業を増やした場合は、引越し見積り料金は加算されます。逆に、引越し業者の作業を減らした場合は、引越し見積り料金は減算されます。
引越し日の当日、前日に引越しを解約・延期した場合はそれぞれ手数料発生します。
運賃
引越し運賃=基準運賃+割増料金+車両留置料で決まります。
基準料金
引越し業者は、時間制と距離制のどちらかの方法で基準運賃を決定します。
- 時間制
荷物を運ぶ距離が100km以内の場合に採用されます。
引越しにかかる作業時間をもとにして料金を計算します。- 4時間
- 8時間
の2種類の基礎時間が設定されています。
以降は基礎時間を1時間超過するごとに追加料金が発生します。【時間性】
1トン超え2トン車まで 1トン超え2トン車まで 3トン超え4トン車まで 3トン超え4トン車まで 5トン超え6トン車まで 5トン超え6トン車まで 上限 下限 上限 下限 上限 下限 4時間制 20360 13580 2400 16000 26900 17940 8時間制 33970 22650 40010 26670 47090 31390 8時間を超え1時間増すごと 3410 2270 3890 2590 4670 3110 - 距離制
荷物を運ぶ距離が100kmを超える場合に採用されます。
距離制運賃トラックで移動する距離をもとにして料金を計算します。
基礎距離を100km(軽貨物業者は30km)として、これを超過すると追加料金が発生します。【距離性】
1トン超え2トン車まで 1トン超え2トン車まで 3トン超え4トン車まで 3トン超え4トン車まで 5トン超え5トン車まで 5トン超え5トン車まで 上限 下限 上限 下限 上限 下限 100kmを超え110kmまで 37560 25040 42740 28500 51970 34650 140kmを超え150kmまで 43850 29230 49940 33300 60720 40480 190kmを超え200kmまで 51720 34480 58910 39270 71620 47740 200kmを超え500kmまで20kmまでを増すごとに 2760 1840 3160 2100 3860 2580 500kmを超え50kmまでを増すごとに 6940 4620 7870 5250 9640 6420
運賃は基準運賃の上下それぞれ10%の範囲内で決定されます。
基準運賃が決まっているので引越し料金が法外な金額になることはありません。
ただし、上下10%の割増・割引は業者側で決めることができるので、各引越し業者によって差額が出てきます。
(例)
4時間・2トン車・基準運賃18000円の場合
10%増 18000×1.1=19800円
10%減 18000×0.9=16200円
のように3000円程度の開く可能性があります。
割増料金
- 東北等の雪の多い地域の冬季割増(2割)
- 休日割増(2割)
- 22時~5時の早朝・深夜割増(3割)
上記のような場合は割増料金が発生します。
割増料金が発生する場合は、運賃は基準運賃に割増料金を加算した上で、上下それぞれ10%の範囲内で決定されます。
車両留置料
車両留置料は引越しの距離が100kmを超える場合に適用される料金です。
トラックを規定の時間以上留めておくことになった場合にかかる料金です。
時間制運賃の場合にはかかりません。
- 6t車以下:120分まで無料
- 6t超~12t以下:150分まで無料
上記の時間を超えると30分ごとに留置料が加算されます。
実費
- 人件費
必要な作業員の人数分、料金が発生します。 - 梱包資材費
ダンボール箱、エアキャップなど、梱包に必要な資材の料金が発生します。 - 有料道路利用料
有料道路などを使用する場合、利用料金が発生します。 - 特殊機械使用料
リフトやクレーンなどの特殊機械を使用した場合に料金が発生します。
オプション料金
オプションサービス料金とは、引越しの際に付帯する作業にかかる費用です。
- 不用品の処分
- 荷造り・荷解き
- ピアノの輸送
- 自動車・バイクの陸送
- 洗濯機の取外・取付
- エアコンの取外・取付
- 盗聴器発見
- 害虫駆除
- ハウスクリーニング
引越し業者が異なるとオプションサービス料金も異なります。
安く引越しする方法
引越し見積り料金=「基準運賃」+「割増料金」+「車両留置料」+「実費」+「オプション料金」で決まります。
- 基準運賃
- 割増料金
- 車両留置料
- 実費
- オプション料金
引越し業者は基準運賃から上下10%の範囲で割増・割引可能です。そのため忙しい日は割高になり、時間に余裕のある日は割安になります。小さいトラックほど安くなるので荷物を減らすのも効果的です。
割増料金は土日祝日、深夜・早朝の引越しで発生します。
平日の昼間に引越しすると割増料金は発生しません。
車両留置料は一定時間を超えて駐車していると発生します。
車両留置料が発生してしまうのは搬入の計画が出来ていなかったというような場合がほとんどです。支払わなくてもいい料金を請求されないためにも引越し前から段取りを考えておきましょう。
実費を減らすのは荷物を減らすのが一番簡単です。荷物が少なくなれば作業員の人数も少なくなります。
オプション料金は使用しないと発生しないので自分で出来ることは自分でするほうが安くなります。
引越し業者によって
- サービス内容
- 人件費
- オプション料金
- 繁忙状況
等が異なります。
そのため、荷物の量や移動距離などの条件が同じでも、引越し業者ごとに見積り料金に差が出ます。
安く引越したいなら複数の引越し業者から見積りを取って下さい。
安く引越しする方法をまとめると
- 見積りを比較して安い引越し業者を利用する
- 土日祝日の引越しは避ける
- 深夜・早朝の引越しは避ける
- 3月中旬~4月初めまでの繁忙期は引越しは避ける
- 荷物を少なくする
- オプションは利用しない
上記のようになります。
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